Mirabox ビデオキャプチャーボード large

本製品はHDMIパススルー出力に対応しています。HDMI入力された映像を、遅延が少ない状態で別のディスプレイにほぼリアルタイムで出力できるため、キャプチャしながら大画面でゲームをプレイするといった用途に便利です。ただし、スタッフレビューによると約0.3秒程度の遅延があるとのことですので、厳密なタイミングが求められるゲームでは注意が必要です。この価格帯でパススルー機能を搭載している点は評価できます。

本製品はHDMI入力に対応しており、PlayStation 4/3、Xbox One/360、Nintendo Switch、Wii U、Wiiなどの家庭用ゲーム機、PC、ノートパソコン、デジタルカメラ、ビデオカメラなど、HDMI出力が可能な様々な機器からの映像を取り込むことができます。著作権保護（HDCP）されたコンテンツはキャプチャできませんが、一般的なゲーム機やPC画面の取り込みには問題なく使用できます。幅広いHDMI機器に対応しているため、様々な用途で活用できるでしょう。

本製品本体には録画開始・停止用の物理ボタンは搭載されていません。録画の操作は、OBS StudioやPotplayerなど、PC側にインストールしたキャプチャソフトウェア上で行う必要があります。本体操作で手軽に録画を開始したい場合には不向きですが、PCでの操作に慣れているユーザーであれば特に問題なく扱えるでしょう。この価格帯の製品では、本体ボタンは省略されていることが多いです。

本製品にはマイクを直接接続するための3.5mmなどの入力端子は搭載されていません。ゲーム実況などで自分の声とゲーム音声を同時に録画・配信したい場合は、PCのマイク入力や別途オーディオインターフェースを使用し、キャプチャソフトウェア（OBSなど）のミキサー機能を使って音声トラックを合成する必要があります。キャプチャーボード単体でマイク音声も扱いたい場合には、別の製品を検討する必要があります。

本製品は、接続するPC側のキャプチャソフトウェア（OBS Studioなど）の設定を通じて、録画する映像の解像度やフレームレートを選択することが可能です。製品仕様としては最大1920x1080ピクセル、60フレーム/秒での録画に対応しています。PCスペックや用途に合わせて、フルHD画質での録画を行うことができます。ただし、入力は4Kまで可能ですが、録画品質はソフトウェアの設定に依存し、PCの処理能力によっても左右されます。

本製品は、OBS Studio、Potplayer、XSplitなど、主要な多くのキャプチャ・配信ソフトウェアに対応しています。特別な専用ソフトは不要で、汎用的なソフトを使って映像を取り込み、録画やライブ配信を行うことができます。Windows、macOS、Linuxといった幅広いOSにも対応しており、プラグアンドプレイで比較的簡単に認識されるため、多くのPC環境で利用しやすい製品と言えます。ソフトウェア側の機能で編集や配信設定を行えます。