
KORG(コルグ) KingKORG NEO
の評価
商品概要
KORG KingKORG NEOは、KORG独自のバーチャル・アナログ音源XMT(eXpanded Modeling Technology)を核とした37鍵シンセサイザーです。アナログ、ノイズ、DWGS、PCM、MIC INといった多種多様な127タイプのオシレーターを3基搭載し、2ティンバー構成で分厚いサウンドを生成できます。70年代や80年代の名機を再現する18タイプのモデリングフィルター、6タイプ×3系統のマスターエフェクトにより、音作りの幅は非常に広いです。さらに、専用グースネックマイク付属の16バンドボコーダー機能も搭載し、ロボットボイスなどの表現も手軽に楽しめます。直感的なパネルレイアウトと有機ELディスプレイにより、エディットに集中できる設計ですが、音色カテゴリーの呼び出しロジックやフットコントローラーの検出精度には改善の余地があります。コンパクトなボディと軽量設計で、ステージやスタジオ、自宅での使用に適しています。
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商品スペック
サイズ・重量
機能一覧
鍵盤を弾く強さによって音の大きさを変化させる機能です。弱く弾くと小さく、強く弾くと大きな音が出せるため、演奏に表情をつけることができます。より豊かな表現で演奏したい場合に役立ちます。
KingKORG NEOは37鍵盤すべてがベロシティおよびリリース・ベロシティに対応しています。これにより、鍵盤を弾く強さや離す速さによって音の表情を細かくコントロールでき、よりダイナミックで表現力豊かな演奏が可能です。強弱のニュアンスを活かした演奏や、アタック感の調整など、音楽的な表現の幅を広げることができます。
音の高さを変えるピッチベンドホイールや、音にビブラートをかけるモジュレーションホイールを搭載する機能です。演奏中にリアルタイムで音色を変化させ、より表現力豊かな演奏ができます。ギターのチョーキングのような効果も出せます。
本体にはピッチベンドやモジュレーションを操作するためのジョイスティックが1本搭載されています。これにより、演奏中にリアルタイムで音の高さを変化させたり、ビブラートやフィルターの開閉などのモジュレーション効果を加えたりすることが可能です。ジョイスティックは手を離すとセンターに戻るタイプで、直感的な操作ができます。ただし、スタッフレビューでは別売フットコントローラーの検出精度に課題が指摘されており、繊細なコントロールには注意が必要です。
異なる音色を重ねて演奏できる機能です。例えば、ピアノとストリングスを重ねて、より豪華なサウンドを作り出すことができます。ライブ演奏や楽曲制作で、音の厚みを増したい場合に便利です。
KingKORG NEOは最大2ティンバーに対応しており、音色を重ねて演奏するレイヤー機能や、鍵盤を分割して異なる音色を割り当てるスプリット機能が利用可能です。これにより、例えばベースとリードを重ねて厚みのあるサウンドを作ったり、左右の手に異なる楽器を割り当てて演奏したりと、表現の幅が大きく広がります。楽曲制作やライブパフォーマンスにおいて、より複雑で豊かなサウンドテクスチャを構築するのに役立ちます。
鍵盤を叩くタイミングや強さを記録し、自動的に再生する機能です。作曲のアイデアを記録したり、複雑なフレーズを練習したりするのに役立ちます。演奏が苦手な方でも、簡単に音楽制作を楽しめます。
KingKORG NEOは、最大8ステップのステップ・アルペジエーター機能を搭載しています。6種類のアルペジオタイプ(UP/DOWN/ALT1/ALT2/RANDOM/TRIGGER)を選択でき、発音の長さや間隔、各ステップの発音オン/オフなどを細かく設定することで、多彩なアルペジオフレーズを自動演奏させることが可能です。これにより、複雑なフレーズを簡単に生成したり、楽曲のアイデア出しに活用したりと、創造的な音楽制作をサポートします。
内蔵エフェクターで、音に様々な効果を加えられる機能です。リバーブで奥行きを出したり、コーラスで音を広げたりできます。音作りの幅が広がり、より個性的なサウンドを作り出せます。
KingKORG NEOは、PRE FX、MOD FX、REV/DELAYの3系統にそれぞれ6タイプのエフェクトを搭載しています。ディストーションやアンプシミュレーター、コーラス、フランジャー、リバーブ、ディレイなど、合計18種類の高品質なエフェクトを内蔵しており、音色をさらに磨き上げることができます。各エフェクトには専用ダイヤルとFXコントロールノブが用意されており、直感的に効果を確認しながら音を仕上げることが可能です。これにより、音作りの幅が格段に広がり、個性的なサウンドを追求できます。
USBケーブルでパソコンと接続し、MIDI信号を送受信できる機能です。パソコンの音楽制作ソフトと連携して、シンセサイザーの音色を録音したり、ソフト上の音源をシンセサイザーで演奏したりできます。音楽制作の幅が広がります。
MIDI IN/OUT端子とUSB B端子を搭載しており、外部機器との連携が可能です。MIDI IN/OUTを使用すれば、他のシンセサイザーやMIDIコントローラーと接続して演奏や制御を行えます。USB B端子を介してコンピューターと接続することで、DAWソフトウェアの音源をKingKORG NEOで演奏したり、KingKORG NEOの演奏データをDAWに録音したりと、音楽制作環境の中核として活用できます。これにより、現代のデジタル音楽制作環境にスムーズに統合し、制作の効率と表現力を高めることができます。
SHOPSTAFFによる評価スコア
KORG KingKORG NEOは、バーチャル・アナログ音源XMTによる高品質なサウンドと多彩な音作り機能が魅力のシンセサイザーです。24ボイスの最大発音数や充実したエフェクト、ボコーダー機能は価格帯で見ても非常に優れています。しかし、鍵盤がおもりなしのKORG定番のやわらかいタイプである点や、別売フットコントローラー使用時のペダル角度検出精度、音色カテゴリーの呼び出しロジックには性能制限が見られます。特に音色カテゴリーの操作性は、ユーザーが作成した音色を効率的に管理・呼び出す上で課題があり、スレーブ音源としての利用が推奨される場面もあります。Roland GAIA 2と同クラスに位置づけられますが、ターゲット層が異なり、KingKORG NEOはmicroKORGの上位機種的な位置づけで、初心者でも扱いやすい設計です。旧KingKORGとは互換性がなく、完全に別機種として考える必要があります。耐久性についてはKORG製品として一般的な信頼性が期待されますが、特定の操作ロジックの改善が待たれます。
ブランド・メーカー詳細
おすすめのポイント
- KORG独自のバーチャル・アナログ音源XMTによる高品質で幅広い音色
- アナログ、DWGS、PCM、MIC INなど多種多様な127タイプのオシレーター
- 名機を忠実に再現する18タイプのモデリングフィルター
- 6タイプ×3系統のマスターエフェクトで音作りを強力にサポート
- 専用グースネックマイク付属の16バンドボコーダー機能
- 最大24ボイスの多発音数で複雑なサウンドも表現可能
- 直感的なパネルレイアウトと有機ELディスプレイによる高い視認性
注意点
- 別売フットコントローラー(KORG EXP-2)使用時、ペダル角度の検出精度が悪く、特に音量アサイン時に階段状の変化が目立つため、ビブラートやトレモロのデプスコントロールなど、粗が目立ちにくい用途での使用が推奨されます。
- 音色カテゴリーボタンは各カテゴリーの最初のプログラムにしかジャンプせず、カテゴリー内での絞り込み機能がないため、ユーザーが作成した音色をカテゴリー別に効率的に呼び出す操作ロジックに制限があります。
- 鍵盤がおもりなしのタイプであるため、ウエイトのある鍵盤を好む演奏者には物足りなく感じる可能性があります。
- 旧KingKORGとの音源方式やDWGS波形の種類が異なるため、互換性はありません。
おすすめな人
- バーチャル・アナログシンセサイザーで多様な音色を追求したい人
- ボコーダー機能を積極的に活用したい人
- コンパクトで軽量なシンセサイザーを求める人
- 直感的な操作で音作りを楽しみたい初心者から中級者
- DTM環境でスレーブ音源としてシンセサイザーを利用したい人
おすすめできない人
- 演奏性を重視し、ウエイトのある鍵盤を好む人
- フットコントローラーで繊細な音量変化をコントロールしたい人
- 多数のユーザープリセットをカテゴリー別に素早く切り替える必要があるライブパフォーマー
- 旧KingKORGからの互換性を期待している人
おすすめの利用シーン
- スタジオでの緻密なサウンドデザインと楽曲制作
- ライブパフォーマンスでの多彩な音色表現やボコーダーの活用
- 自宅での音楽制作や練習、特にコンパクトさを活かしたデスクトップ環境
非推奨な利用シーン
- フットペダルによる滑らかな音量コントロールが不可欠な演奏
- 多数のユーザー作成音色をカテゴリー別に瞬時に切り替える必要があるプロフェッショナルなライブ環境
よくある質問(Q&A)
Q.KingKORG NEOはどのような特徴を持つシンセサイザーですか?
Q.鍵盤の弾き心地はどのような感じですか?
Q.音作りの自由度や操作性はどの程度ありますか?
Q.ボコーダー機能について詳しく教えてください。
Q.購入前に注意すべき点はありますか?
Q.以前のKingKORGとの違いや、他のシンセサイザーとの比較について教えてください。
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KORG modwave mk IIは、ウェーブテーブルシンセシス、Kaoss Physics、モーション・シーケンシング2.0を搭載した多機能なデジタルシンセサイザーです。最大60ボイスのポリフォニーと豊富なモジュレーション機能で、複雑かつ表現力豊かなサウンドを創造できます。
鍵盤数 | 37 鍵 | 音源方式 | デジタル |
最大同時発音数 | 60 音 | 内蔵音色数 | - 音色 |
エフェクト数 | - 種類 | 入出力端子 | ヘッドホン端子, OUTPUT L/MONOとR端子, DAMPER端子, MIDI IN/OUT端子, USB B端子 |
本体重量 | 2.9 kg | 消費電力 | 5 W |
MIDI対応 | 対応 | シーケンサー機能 | モーション・シーケンシング2.0 |
Moog Museは、8ボイスのアナログ・バイティンブラル・ポリフォニック・シンセサイザーです。Moog Modularの回路に着想を得たディスクリート構成のオシレーターやフィルターを搭載し、躍動感あるアナログサウンドを提供します。直感的な操作性と豊富なモジュレーション機能、パワフルなシーケンサーとアルペジエーターを備え、スタジオからライブまであらゆるシーンでクリエイティブな表現を可能にします。
鍵盤数 | 61 鍵 | 音源方式 | アナログ |
最大同時発音数 | 8 音 | 内蔵音色数 | 256 パッチ |
エフェクト数 | 1 種類 | 入出力端子 | MIDI IN/OUT/THRU, USB-B, USB-Aホスト, AUDIO OUT (TRS L/R), ヘッドホン, ペダル入力 (サスティン, エクスプレッション), CV入力 (2), CV出力 (2), アナログクロック入出力 |
本体重量 | 14.55 kg | 消費電力 | 非公開 W |
MIDI対応 | 対応 | シーケンサー機能 | 16ステップシーケンサー (16バンク×64シーケンス) |
Moogの伝統的なモノシンセの系譜を受け継ぎ、革新的な回路をコンパクトな筐体に凝縮。クラシックなアナログサウンドに現代的な機能を加え、音楽制作を次のレベルへと導く高性能モノフォニック・アナログシンセサイザーです。
鍵盤数 | 32 鍵 | 音源方式 | アナログ |
最大同時発音数 | 1 音 | 内蔵音色数 | 256 音色 |
エフェクト数 | - | 入出力端子 | MIDI IN/OUT (DIN, USB-C), AUDIO IN/OUT, HEADPHONE OUT, CV/Gate x6, PEDAL IN x2 |
本体重量 | 4.95 kg | 消費電力 | - W |
MIDI対応 | 対応 | シーケンサー機能 | 64ステップシーケンサー |
KORG minilogueは、新開発の4ボイス・ポリフォニック・アナログシンセサイザーです。37鍵盤、16ステップシーケンサー、オシロスコープ機能を搭載し、本格的なアナログサウンドを直感的に楽しめます。
鍵盤数 | 37 鍵 | 音源方式 | アナログ |
最大同時発音数 | 4 音 | 内蔵音色数 | 200 音色 |
エフェクト数 | 1 種類 | 入出力端子 | ヘッドホン端子, OUTPUT端子, AUDIO IN端子, SYNC IN端子, SYNC OUT端子, MIDI IN端子, MIDI OUT端子, USB B端子 |
本体重量 | 2.8 kg | 消費電力 | 8 W |
MIDI対応 | 対応 | シーケンサー機能 | 16ステップ・ポリフォニック・シーケンサー |
KORG wavestate SEは、アフタータッチ付き61鍵盤と独自のウェーブ・シーケンシング2.0を搭載したフラッグシップシンセサイザーです。最大120ボイス、豊富なサウンド、専用ハードケース、音楽ソフトウェアバンドルが付属し、新しい創造性を刺激します。
鍵盤数 | 61 鍵 | 音源方式 | Wave Sequencing 2.0 |
最大同時発音数 | 120 ステレオ・ボイス 音 | 内蔵音色数 | 261 パフォーマンス、799 プログラム、1,042 ウェーブ・シーケンス 音色 |
エフェクト数 | 非公開 種類 | 入出力端子 | ヘッドフォン、オーディオ出力L/MONO, R、DAMPER、MIDI IN/OUT、USB B端子 |
本体重量 | 8.6 kg | 消費電力 | 5 W |
MIDI対応 | 対応 | シーケンサー機能 | Wave Sequencing 2.0 |