Audio Technica AT-LP70XBT BS

オートリターン機能は、レコード再生終了後に自動でアームが自動的に元の位置に戻る便利な機能です。AT-LP70XBT BSはフルオートプレーヤーなので、再生から停止まで自動で行われます。レコードを聴きながらうっかり眠ってしまっても、針やレコードを傷つける心配がありません。ただし、フルオートゆえに、手動で好きな曲から再生するといった操作は苦手です。

回転速度調整機能は、レコードのピッチを微調整できる機能です。レコードの音程がわずかにずれている場合に、適切な速度に調整することで、より正確な音で音楽を楽しめます。特に古いレコードを再生する際に役立ちます。本製品には回転速度調整機能はありませんが、通常の使用においては問題ないでしょう。

針圧調整機能は、針の圧力を調整することで、音質を最適化する機能です。レコードやカートリッジに合わせて調整することで、よりクリアな音質を実現できます。AT-LP70XBT BSは針圧調整に対応しており、付属のVM型カートリッジAT-VM95Cに合わせて調整することで、レコードの性能を最大限に引き出すことができます。精密な調整を行うことで、音の解像度やバランスを向上させることが可能です。

Bluetooth送信機能は、レコードの音をワイヤレスでスピーカーやヘッドホンに送信できる機能です。AT-LP70XBT BSはBluetoothに対応しており、ワイヤレスで手軽にレコードの音を楽しむことができます。aptX Adaptive Audioにも対応しており、高音質でのワイヤレス再生が可能です。ただし、Bluetooth接続では、わずかに音質が劣化する可能性がある点に注意が必要です。

USB録音機能は、レコードの音をデジタルデータに変換して、パソコンに録音できる機能です。お気に入りのレコードをデジタル化して、いつでもどこでも楽しめます。AT-LP70XBT BSにはUSB録音機能は搭載されていません。レコードの音源をデジタル化したい場合は、別途オーディオインターフェースなどを用意する必要があります。

インシュレーター搭載により、外部からの振動を軽減し、クリアな音質を実現します。特にマンションやアパートなど、振動の影響を受けやすい環境で効果を発揮します。AT-LP70XBT BSにはインシュレーターが搭載されていますが、上位機種に比べると性能は劣る可能性があります。より高音質を追求する場合は、別途インシュレーターを購入して追加することを検討しても良いでしょう。