Hoshikou Denpa レトロ レコードプレーヤー Phono AM3-1

本製品には「AUTOSTOP機能」が搭載されており、レコードの再生が終了するとターンテーブルが自動的に停止します。これにより、レコード盤や針の無駄な摩耗を防ぐことができます。しかし、アームが自動で元の位置に戻る「オートリターン機能」については記載がありません。再生終了後にアームを手動で戻す必要があるため、完全な自動化を求めるユーザーにとっては一手間かかる点となります。

本製品は33 1/3回転、45回転、78回転の3段階の回転速度切り替えに対応しており、様々な種類のレコードを再生できます。しかし、これらの設定された回転速度をさらに微調整する「回転速度調整機能（ピッチコントロール）」については、商品情報に記載がありません。音源のわずかなピッチのずれを補正したい場合や、より正確な再生を求める場合には、この機能がないことが制約となる可能性があります。

本製品には、レコード針の針圧を調整する機能についての記載がありません。一般的に、この価格帯のポータブルレコードプレーヤーでは針圧が固定されていることが多く、ユーザーが自由に調整することはできません。針圧の調整は、レコード盤の摩耗を軽減し、音質を最適化するために重要な要素です。より本格的なレコードプレーヤーではこの機能が搭載されていますが、本製品は手軽さを重視しているため、針圧調整はできないものと考えられます。

本製品はBluetooth 5.3の双方向通信機能を搭載しており、スマートフォンやタブレットから音楽を受信して内蔵スピーカーで再生できるだけでなく、レコード盤の音源をBluetoothスピーカーやワイヤレスヘッドホンに送信することも可能です。これにより、配線を気にすることなく、お気に入りのBluetooth対応オーディオ機器でレコードの音を楽しむことができます。リビングや寝室など、場所を選ばずに高音質なレコード音楽を楽しみたい場合に非常に便利な機能です。

本製品には、レコードの音源をデジタルデータに変換してパソコンに録音するUSB録音機能は搭載されていません。お気に入りのレコードをデジタル化してスマートフォンやポータブルオーディオプレーヤーで持ち歩きたい場合や、レコード音源を長期的に保存したい場合には、別途録音機能を持つ機器やソフトウェアが必要となります。本製品はあくまで再生に特化したモデルであり、デジタルアーカイブ機能は提供していません。

本製品は脚部に4つのインシュレーターを装備しており、スピーカーから発生する音波による振動や外部からの不要な振動がレコードプレーヤー本体に伝わるのを抑制します。これにより、カートリッジがレコードの溝から音楽信号をより正確に読み取ることができ、音質の安定化に貢献します。特に内蔵スピーカーで再生する場合、スピーカーの振動が直接本体に伝わりやすいため、インシュレーターの搭載はクリアな音質を保つ上で重要な役割を果たします。