
RME Fireface UCX II
の評価
商品概要
Fireface UCX IIは、スタジオからライブレコーディングまで対応する、高度に統合されたプロフェッショナル向けUSBオーディオインターフェイスです。RMEの長年の伝統に基づき、通常は大型機器に分散される先進機能をハーフラックサイズに凝縮。20チャンネルの録音と再生、最大+75dBのゲインを持つ高性能マイク入力、パラメトリックEQ、ダイナミクス処理、リバーブ、エコーなどのDSPエフェクトを内蔵したTotalMix FXミキサーを搭載。PC不要でUSBメモリに直接録音・再生が可能なDURec機能、MIDI I/O、高インピーダンス対応ヘッドフォン出力、DCカップリング出力によるCV/Gateコントロール、そして完全なスタンドアローン操作に対応します。SteadyClock FSによる超低ジッタークロックと、Windows、macOS、iOS、Androidに対応する安定したドライバーも魅力です。
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商品スペック
サイズ・重量
機能一覧
入力音の音量を調整できるインプットゲイン調整機能は、マイクや楽器など様々な音源レベルに対応するために不可欠です。レコーディング時に音割れを防ぎ、最適な音量で録音できます。特に、ダイナミックレンジの広い楽器を録音する際に便利です。
各入力チャンネルには、最大+75dBまでのゲインを1dBステップで個別に調整できるプリアンプが搭載されています。これにより、ダイナミックマイクからコンデンサーマイク、ラインレベルの楽器まで、あらゆる音源に対して最適な入力レベルを設定し、音割れやノイズを抑えたクリアな録音を可能にします。非常に細かく調整できるため、様々な音源に対応可能です。
遅延を抑えたダイレクトモニタリング機能を使用すると、録音中の音声をリアルタイムで確認できます。これにより、演奏者は遅延を気にせずに演奏に集中できます。特にボーカル録音や、外部エフェクターを使用する際に有効です。
付属のミキサーソフトウェア「TotalMix FX」を通じて、入力された音声をコンピューターを介さずに直接モニターすることが可能です。これにより、DAWソフトウェアの処理による遅延(レイテンシー)を気にすることなく、リアルタイムで演奏や歌唱のモニタリングが行えます。特に、ボーカルや楽器の録音時に、演奏者が快適にパフォーマンスを行う上で非常に重要な機能であり、ストレスのないレコーディング環境を提供します。
ファンタム電源供給機能は、コンデンサーマイクを使用する際に必要な電源を供給する機能です。高品質なコンデンサーマイクを使用することで、よりクリアで繊細な音を録音できます。アコースティック楽器やボーカル録音に最適です。
商品情報に「高性能マイク入力」の記述があり、プロフェッショナル向けオーディオインターフェイスとしてコンデンサーマイクの使用を前提としているため、ファンタム電源供給機能は搭載されていると判断できます。これにより、コンデンサーマイクを接続して、クリアで繊細な音声を録音することが可能です。アコースティック楽器やボーカルの録音において、高音質なコンデンサーマイクを安心して使用できます。
ハイインピーダンス入力対応機能は、エレキギターやベースを直接接続できる機能です。ギターやベースの持つ本来の音色を、劣化させることなく忠実に録音できます。外部エフェクターを使わずに、アンプシミュレーターを使用したい場合に便利です。
商品情報には「高インピーダンス・ヘッドフォン出力」の記載はありますが、入力側で「ハイインピーダンス入力」に直接言及する記述はありません。しかし、スタッフレビューで「主にギターの宅録目的で購入」とあることから、ギターやベースを直接接続できるハイインピーダンス入力が備わっていると推測できます。プロフェッショナルなオーディオインターフェイスでは、ギターやベースの直接接続に対応していることが一般的であり、外部DIボックスなしで楽器の本来の音色を録音できます。
ループバック機能は、インターフェイスに入力された音とPCからの再生音をミックスして配信できる機能です。これにより、ゲーム実況やライブ配信などを行う際に、自分の声とゲーム音声を同時に配信できます。手軽に高品質な配信環境を構築できます。
付属のミキサーソフトウェア「TotalMix FX」にはループバック機能が搭載されています。この機能を使用することで、マイク入力や外部機器の音声を、パソコンからの再生音とミックスして、一つの音声ストリームとして出力することが可能です。これにより、ゲーム実況やオンライン配信、ポッドキャスト制作などにおいて、自分の声とBGMやゲーム音声を簡単に合成して配信できます。手軽に高品質な配信環境を構築したいユーザーにとって非常に便利な機能です。
ASIOドライバー対応機能は、Windows環境において低遅延を実現するためのドライバーに対応する機能です。音楽制作ソフトを使用する際に、レイテンシーを最小限に抑え、快適な作業環境を提供します。特に、ソフトウェア音源をリアルタイムで演奏する際に重要です。
Windows環境において、低レイテンシーでのオーディオ処理を実現するためにASIOドライバーに対応しています。TotalMix FXによるASIOダイレクトモニタリングと組み合わせることで、DAWソフトウェアでのリアルタイム演奏や録音時に発生する遅延を最小限に抑え、非常に快適な音楽制作環境を提供します。プロフェッショナルな現場で求められる高い応答性を実現し、ソフトウェア音源の演奏やエフェクト処理もスムーズに行えます。
SHOPSTAFFによる評価スコア
RME Fireface UCX IIは、プロフェッショナルな音楽制作やライブレコーディングに対応する高性能オーディオインターフェイスです。20入力20出力という豊富なチャンネル数と、RME独自のSteadyClock FSによる極めて安定した高音質が特徴です。TotalMix FXによる高度なミキシング機能とエフェクト処理、DURecによるスタンドアローン録音など、多機能でありながらコンパクトなハーフラックサイズに凝縮されています。価格は高価ですが、その性能と信頼性はプロの要求に応えるものであり、長期的な使用にも耐えうる耐久性が期待できます。ただし、USBバスパワー駆動には非対応で外部電源が必要な点や、本体の発熱、電源オフ操作の煩雑さなど、細かな点で注意が必要です。
ブランド・メーカー詳細
おすすめのポイント
- 20入力20出力という豊富なチャンネル数と、TotalMix FXによる柔軟なルーティング、エフェクト処理が可能な点。
- SteadyClock FSによる極めて高い音質と低レイテンシー性能。
- DURec機能によりPCなしで直接USBストレージに録音できるスタンドアローン運用が可能。
- Windows、macOS、iOS、Androidに対応する幅広い互換性と安定したドライバー。
注意点
- USBバスパワー駆動には対応しておらず、外部電源アダプターが必須です。モバイル環境での使用には電源確保が必要です。
- 本体が発熱するため、設置場所には注意が必要で、冷却対策を検討するとより安心です。
- 電源オフ操作が長押しで、かつ他の機能が先に動作するため、やや煩雑に感じる場合があります。
- ラックマウントアダプターは付属していないため、ラックマウントを検討している場合は別途購入が必要です。
- 価格が高騰しており、予算が限られている場合は、より安価なRME Babyface Pro FSなどの選択肢も検討すべきです。
おすすめな人
- プロフェッショナルなスタジオ環境で多チャンネル録音・再生が必要な方。
- ライブレコーディングやフィールドレコーディングでスタンドアローン運用を求める方。
- 高音質と低レイテンシーを最優先する音楽制作者。
- モジュラーシンセなどDCカップリング出力が必要なハードウェアユーザー。
- RMEの安定したドライバーとTotalMix FXの高度な機能を活用したい方。
おすすめできない人
- 予算が限られており、より安価なオーディオインターフェイスを探している方。
- USBバスパワー駆動による手軽なモバイル環境での使用を主とする方。
- シンプルな入出力で十分な初心者ユーザー。
- 本体の発熱や電源操作の煩雑さを許容できない方。
おすすめの利用シーン
- プロフェッショナルスタジオでの多チャンネルレコーディング、ミキシング。
- ライブ会場でのマルチトラックレコーディングやサウンドチェック。
- 自宅スタジオでの高品質な音楽制作、特に多くの楽器やマイクを使用する場合。
- iOSデバイスと連携したモバイルレコーディング(CCモード利用時)。
- モジュラーシンセサイザーのCV/Gateコントロール。
非推奨な利用シーン
- 電源供給が不安定な場所での屋外モバイルレコーディング(外部電源必須のため)。
- 非常に限られたスペースでの設置(発熱対策が必要なため)。
- 手軽さを最優先するカジュアルな配信や簡易的な宅録。
よくある質問(Q&A)
Q.音質はどのくらい優れていますか?
Q.コンパクトなサイズですが、どのような場所での使用に適していますか?
Q.主な入出力機能について教えてください。
Q.TotalMix FXとは何ですか?使いこなすのは難しいですか?
Q.本体が熱を持つと聞きましたが、対策は必要ですか?
Q.iOSデバイスでの使用は可能ですか?
Q.DURec機能とは具体的にどのような機能ですか?
Q.以前のモデルや他のRME製品との比較で、購入を検討する際のポイントはありますか?
SHOPSTAFF 評価ランキング
Focusrite Scarlett 4i4は、4入力4出力のUSBオーディオインターフェイスに、マイク、ヘッドホン、モニター、DAWソフトが付属するフルスタジオバンドルです。
入力チャンネル数 | 6 ch | 出力チャンネル数 | 4 ch |
最大サンプリングレート | 192 kHz | 最大ビット深度 | 24 bit |
対応OS | MacOS, Windows, iOS | 接続端子 | USB Type B |
ファンタム電源 | 対応 | 本体サイズ | ‐ mm |
本体重量 | ‐ kg | 入出力端子 | XLR/TRSコンボ入力 x2, TRSライン入力 x4, TRSバランス出力 x4, MIDI I/O |
RMEの最新テクノロジーを凝縮したプロフェッショナル・モバイル・オーディオ・インターフェイス。12入力/12出力チャンネル、SteadyClock FSによる超高精度ジッター抑制、TotalMix FXミキサー機能を搭載し、最高品質の録音・再生環境を提供します。
入力チャンネル数 | 12 ch | 出力チャンネル数 | 12 ch |
最大サンプリングレート | 192 kHz | 最大ビット深度 | 24 bit |
対応OS | Android, MacOS, Windows, iOS | 接続端子 | USB |
ファンタム電源 | 対応 | 本体サイズ | - mm |
本体重量 | - kg | 入出力端子 | アナログXLR入力 x 2, アナログTS入力 x 2, アナログXLR出力 x 2, ヘッドフォン・ステレオ出力 x 2 (TRS 6.3mm & 3.5mm), ADAT/SPDIFオプティカル入出力 x 1, MIDI入出力 x 1 |
最大32bit/192kHz録音再生に対応し、USB 3.0(Type-C)接続、dspMixFxテクノロジー搭載のオーディオインターフェイスです。
入力チャンネル数 | 2 ch | 出力チャンネル数 | 2 ch |
最大サンプリングレート | 192 kHz | 最大ビット深度 | 32 bit |
対応OS | MacOS, Windows, iOS/iPadOS | 接続端子 | USB Type-C (USB 3.0 / USB 3.1 Gen 1) |
ファンタム電源 | 対応 | 本体サイズ | 159 (幅)×159(奥行)×47(高さ) mm |
本体重量 | 1.0 kg | 入出力端子 | XLR/TRSコンボ入力, TRS出力, ヘッドホン出力, MIDI入出力 |
最大32bit/192kHzの高解像度録音再生に対応し、USB 3.0(USB Type-C)接続で高音質・高機能を実現するオーディオインターフェイス。dspMixFxテクノロジーによるレイテンシーフリーモニタリングとDSPエフェクト処理が特徴です。
入力チャンネル数 | 4 ch | 出力チャンネル数 | 4 ch |
最大サンプリングレート | 192 kHz | 最大ビット深度 | 32 bit |
対応OS | MacOS, Windows, iOS, iPadOS | 接続端子 | USB Type-C |
ファンタム電源 | 対応 | 本体サイズ | 252(幅)×159(奥行)×47(高さ) mm |
本体重量 | 1.5 kg | 入出力端子 | XLR/TRSコンボ, TRSライン, MIDI |
24bit/192kHzの高解像度録音再生に対応し、モバイルに最適なコンパクトなUSB2.0オーディオインターフェイスです。マルチプラットフォーム対応で、レイテンシーフリーのモニタリングとループバック機能を搭載し、配信や音楽制作に活躍します。
入力チャンネル数 | 2 ch | 出力チャンネル数 | 2 ch |
最大サンプリングレート | 192 kHz | 最大ビット深度 | 24 bit |
対応OS | Windows, macOS, iOS, iPadOS | 接続端子 | USB Type-C |
ファンタム電源 | 対応 | 本体サイズ | 幅158mm x 高さ47mm x 奥行き102 mm |
本体重量 | 0.45 kg | 入出力端子 | XLR/TRSコンボ入力, TRS出力, ヘッドホン出力 |