Osee GoStream Duet 8 ISO

本製品はアップストリームキーヤーの一つとしてPIP（ピクチャー・イン・ピクチャー）機能を搭載しています。これにより、メインの映像ソース上に別の映像ソースを小さく重ねて表示することが可能です。例えば、プレゼンテーション中に発表者の顔を画面の隅に小さく表示したり、ゲーム実況でゲーム画面と実況者の顔を同時に表示したりする際に非常に便利です。この機能を使うことで、視聴者は複数の情報を一度に把握でき、よりリッチで分かりやすい映像表現が可能になります。

本製品には、2つのダウンストリームキーヤー（DSK）と1つのアップストリームキーヤー（USK）が搭載されており、これらを使用して映像上にテロップ、ロゴ、バナーなどのグラフィックを重ねて表示できます。DSKは主に画面下部に表示されるテロップや企業ロゴなどに使用され、USKはクロマキーやPIPと組み合わせて使用することも可能です。これにより、ライブ配信や収録映像にテロップで情報を付加したり、ブランドロゴを表示したりすることで、プロフェッショナルで洗練された印象を与える映像制作が容易になります。

本製品は、映像ソースを切り替える際に、カット（瞬時切り替え）だけでなく、フェードイン・アウト、ワイプ、ディゾルブといった様々なトランジションエフェクトを適用できます。これらのエフェクトを使用することで、映像の切り替えを滑らかにし、視聴者に違和感を与えずにスムーズな演出が可能になります。シーンの雰囲気や内容に合わせて適切なエフェクトを選択することで、映像全体のクオリティを高め、より印象的なコンテンツ制作に貢献します。

本製品には詳細なオーディオミキサー機能が内蔵されており、複数の音声入力ソース（HDMIからの音声、XLR/3.5mmマイク入力など）の音量を個別に調整し、ミックスして一つの音声として出力できます。フェーダーゲイン、ディレイ、プリアンプ、ローカットフィルター、ノイズゲート、コンプレッサー、リミッター、イコライザーといった高度な音声処理機能も搭載されているため、外部ミキサーなしでもクリアでバランスの取れた、プロフェッショナルグレードのサウンドクオリティを実現できます。

本製品は、マクロ機能やPCソフトウェア、外部コントローラー（Stream Deckなど）との連携により、プリセットメモリ機能を実現します。よく使う映像ソースの組み合わせ、エフェクト設定、音声バランスなどの設定をプリセットとして保存しておき、ボタン一つで瞬時に呼び出すことが可能です。これにより、毎回同じ設定をやり直す手間が省け、イベントの開始時や特定のコーナーへの切り替えなど、複雑なシーン切り替えも迅速かつ正確に行え、オペレーション効率を大幅に向上させます。

本製品はUSB 3.0ポートを通じて、最大1080p/60fpsのUVCウェブカメラ出力に対応しています。これにより、特別なキャプチャデバイスなしで、PCに接続するだけでWebカメラとして認識させることができます。OBS Studio、Streamlabs OBS、Zoomなどの配信・会議ソフトに直接映像を入力できるため、手軽に高画質なライブ配信やオンラインミーティング環境を構築できます。